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簡体字と日本の漢字の部首の対応を覚えよう
有名な糸，魚，馬，鳥，おまけの烏，島の部首対応編
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勉強しないとさすがに読めない中国語ですが
もしかしたら、この部首は勉強しなくても分かるかも・・・
という四種類です
その四種類とは、
いとへん、うお・うおへん、うま・うまへん、とり・とりへんです
特徴は、元の漢字から全体的な形の感覚が似ています
読む方は覚えやすいですが、
書く方は少し覚えないと難しいでしょうか？
これらの漢字、覚えると、
日本でもちょっと楽して書くために、
普段から使いたくなる衝動にかられます
まあ、それでも一応、
私は日本ではいとへん以外は使わないようにしています・・・
まずは"いとへん"から
当用漢字: 
簡体字: 
赤いところが変わる場所で、
画数が減って楽になります
何と6画が3画になります
最後の横線は斜め上にはねます
ただ、この糸の形が変わるのは
"へん"の位置にあるときだけ
つくりの位置や下にあるときは、元の6画の"糸"のままです
形の変化が想像しやすいので、
日本語でも、使ってしまいたくなります
繁体字の方は、当用漢字と若干形が違いますが、
へんのフォントがあったりします
繁体字: 糹 vs 簡体字: 纟
つぎは"うお・うおへん"
当用漢字: 
簡体字: 
赤いところが変わる場所で、
4つの点が一本線になります
ちょっとすっきりしすぎな印象になります
なお"へん"の位置にくると、
最後の横線は斜め上にはねます
こんな感じです 
つぎは"うま・うまへん"
当用漢字: 
簡体字: 
赤いところが変わる場所で、
上の部分もカギの形になり、
4つの点も一本線になります
この字は書き順も変わります
こんな感じです 
赤線を書いてから、黒線を書きます
黒線は1画で書けるので、ここでも画数が減ります！
という事で、簡体字は3画です！お見事！
つぎは"とり・とりへん"
当用漢字: 
簡体字: 
赤いところが変わる場所で、
上の部分もシンプルな形になり、
4つの点も一本線になります
点を忘れずに！
この字は書き順も変わります
こんな感じです 
赤線で表した点のところまで書いてから
黒線を馬と同じく1画で書きます
馬とセットで覚えるといいですね
という事で、簡体字は5画です！楽ですね！
それから、同じ法則で"島"もこうなります
簡体: 岛 dǎo 一緒に覚えましょう
おまけの"からす"
当用漢字: 
簡体字: 
赤いところが変わる場所ですが、
"とり"から真ん中の点がなくなると覚えた方が
楽ですよね～
ところで、これらの漢字、
シンプルに対応するものだけではありません
それらの漢字を紹介しますので、
ちょっと確認してみてください
混乱しそうな方はほどほどに・・・
まずは"いとへん"
基本の糸のピンインから、糸 mì,sī
ただ、単体で"糸"を表すときは、丝 sīの方をよく使います
丝 sīの字、日本では余り使わない漢字ですよね
"いとへん"ですが、つくりがすんなり対応しない漢字です
簡体: 纤 xiān 意味は"繊維"で、当用漢字は 繊
簡体: 纲 gāng 意味は"要点，骨子"で、当用漢字は 綱
簡体: 纵 zòng 意味は"縦，釈放する"で、当用漢字は 縦
この漢字は、日本にない意味があります
簡体: 线 xiàn 意味は"線，糸"で、当用漢字は 線
簡体: 练 liàn 意味は"練習，訓練する"で、当用漢字は 練
簡体: 织 zhī 意味は"織る，編む"で、当用漢字は 織
簡体: 续 xù 意味は"続く"で、当用漢字は 続
簡体: 绳 shéng 意味は"縄，ひも"で、当用漢字は 縄
簡体: 缘 yuán 意味は"原因，理由"で、当用漢字は 縁
次に"いと"ですが、"いと"以外もすんなり対応しない漢字です
簡体: 紧 jǐn 意味は"きつい"で、当用漢字は 緊
"糸"も、一見同じに見えると思いますが、
一番下の棒をはねますので、ご注意
さて、次は形が大きく変わる簡体字です
簡体: 药 yào 意味は"くすり"で、当用漢字は 薬
それから、当用漢字にある"糸"が簡体字では消えるパターンです
簡体: 孙 sūn 意味は"まご"で、当用漢字は 孫
簡体: 网 wǎng 意味は"網，ネットワーク"で、当用漢字は 網
簡体: 总 zǒng 意味は"合計"で、当用漢字は 総
簡体: 罗 luó 意味は"招集する"で、当用漢字は 羅
糸に関係して、この"系"の漢字は要注意です
簡体: 系 xì に対応する、当用漢字は 係,系,繋
3つの漢字がまとまって、一つの"系"の字になります
なので、"係","系","繋"の3つの字の意味を全て持ちます
ご注意ください
つぎは"うお・うおへん"
基本の魚のピンインから、鱼 yú
一つ、びっくりする対応はこちら
簡体: 鲁 lǔ 意味は"王朝名の魯"で、当用漢字は 魯
確かに"魯"の上の部分は"魚"だ、とびっくりしました
あ、気づいていましたか？
それから、"うま・うまへん"
基本の馬のピンインから、马 mǎ
"うまへん"ですが、つくりがすんなり対応しない漢字です
簡体: 骄 jiāo 意味は"おごり高ぶる"で、当用漢字は 驕
簡体: 验 yàn 意味は"検査する"で、当用漢字は 験
つぎに"うま"で、"うま"以外も変わる漢字です
簡体: 骂 mà 意味は"罵る，叱責する"で、当用漢字は 罵
それから、当用漢字にある"馬"が簡体字では消えるパターンです
簡体: 惊 jīng 意味は"驚く"で、当用漢字は 驚
簡体: 凭 píng 意味は"寄りかかる，基づいて"で、当用漢字は 憑
最後に、"とり・とりへん"
基本の鳥のピンインから、鸟 niǎo
"とり"ですが、"とり"以外も変わる漢字です
簡体: 鸡 jī 意味は"ニワトリ"で、当用漢字は 鶏
それから、"とり"に関係する漢字もご紹介します
簡体: 岛 dǎo 意味は"しま"で、当用漢字は 島
上で書いたばかりですが・・・
簡体: 凤 fèng 意味は"おおとり"で、当用漢字は 鳳
なお、おまけの"からす"
基本の烏のピンインは、烏 wūです
学術的な事は分かりませんが、
これらの簡体字、ザクっとシンプルになって、
私は結構好きです
ご参考に！
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