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簡体字で日本の漢字と微妙に違う漢字 骨延巨臣廴阝:2画を1画につなげた字
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簡体字と日本の漢字で実は1画減っている字があります
画数が減ると、書くのが楽になるのも事実ですが、
いざ画数を減らすにしても、
なかなか難しかったのではと思います
そして、ここで紹介する漢字は、
私は"なるほど~"と思った簡体字です
上手い方法だなと感じました
ぜひ最後まで読んでみてください
上手い方法で1画減らした漢字
簡体字:骨 gǔ 当用漢字:骨
どこが違うか分かりますか~?
ここです 抜き取りました
簡体 当用漢字
簡体字、赤線部分が左側にあります
日本・繁体字は右側ですよね
赤線を書いて、緑線で、2画ですよね
何と、左側にするだけで1画で書けるんです
簡体字の一画減らすための技、
素晴らしいです
あ、ちなみに右か左か迷ったら、
画数が少ない方が簡体字です
骨が付く漢字をピックアップします
猾 huá 意味は"ずるい,狡猾な"で、対応漢字は 猾
滑 huá 意味は"つるつるしている"で、対応漢字は 滑
"骨"が付く漢字は同じ法則で、どれも1画減ります
ピンインも同じで覚えやすいですね
見分けがつきにくいですが、1画減らした漢字
まずは、"えんにょう"
簡体字:廴 当用漢字:廴
多分、同じにしか見えないと思います
当用漢字は"フ"と"フ"が1画ずつ書きますが、
(1画で書いている人、多いと思いますが・・・)
簡体字は1画で書きます
こんな感じで、
赤線を1画で書きます
合計3画が、簡体字は2画になります
そして、この延の漢字、合計、2画減ります
簡体字:延 yán 当用漢字:延
どこが違うか分かりますか?
2画が1画につながるところを、赤線で書きました
ここです
ここです
言われないと、気づくのは無理ではないでしょうか?
延が付く漢字をピックアップします
诞 dàn 意味は"誕生する"で、対応漢字は 誕
"ごんべん"ももちろん変わります
"えんにょう"のついでに、"こざと"と"おおざと"
簡体字:阝 当用漢字:阝
これも同じにしか見えないと思います
当用漢字は3画で書くことになっていますが、
簡体字は計2画で書きます
こんな感じで、
赤線を1画で書きます
一応、ご紹介しておきます
これまた、見分けがつきにくいですが、1画減らした漢字
まずは、"巨"
簡体字:巨 当用漢字:巨
これまた同じにしか見えないと思います
ところが・・・、1画目から違います
当用漢字は縦線から
この順番です
ところが、簡体字は横線から
この順番です
なんと、赤線を最後に一筆書きすることで、1画減らしているんです
お見事ですね~
巨が付く漢字をピックアップします
拒 jù 意味は"抵抗する,拒む"で、対応漢字は 拒
距 jù 意味は"距離,隔たり"で、対応漢字は 距
これらはそのままですね
炬 jù 意味は"たいまつ,トーチ"で、対応漢字は 炬
矩 jǔ 意味は"定規,規則"で、対応漢字は 矩
渠 qú 意味は"水路,溝"で、対応漢字は 渠
対応する当用漢字は知らないと思います
柜 guì 意味は"棚,戸棚"で、対応漢字は 櫃
この字はかなり変わります
更に、"臣"
簡体字:臣 当用漢字:臣
これも同じにしか見えないと思いますが、
同じ方法で画数が減ります
当用漢字は縦線から
ところが、簡体字は横線から
同じく、赤線を最後に一筆書きすることで、1画減りました
卧 wò 意味は"横たわる,寝る"で、対応漢字は 臥
藏 cáng, zàng 対応漢字は 蔵
cáng: の意味は"隠れる,しまう"で、
zàng: の意味は"くら,倉庫"です
この字は画数が増えてしまいます
ただ、"臣"の部分、まるまる消える事が多いです
代わりに、これになります
で、どうなるかというと、
一応、似たものを固めておきます
坚 jiān 意味は"かたい"で、対応漢字は 堅
肾 shèn 意味は"腎臓"で、対応漢字は 腎
竖 shù 意味は"縦の"で、対応漢字は 竪
紧 jǐn 意味は"きつい"で、対応漢字は 緊
贤 xián 意味は"かしこい"で、対応漢字は 賢
监 jiān 意味は"見張る"で、対応漢字は 監
览 lǎn 意味は"見る"で、対応漢字は 覧
蓝 lán 意味は"青い"で、対応漢字は 藍
滥 làn 意味は"度を越した"で、対応漢字は 濫
篮 lán 意味は"手提げかご"で、対応漢字は 籃
鉴 jiàn 意味は"鑑定する"で、対応漢字は 鑑
临 lín 意味は"向き合う"で、対応漢字は 臨
舰 jiàn 意味は"軍艦"で、対応漢字は 艦
脏 zàng, zāng 対応漢字は 臓
この漢字は多音字です
zàng: の意味は"内臓"で、
zāng: の意味は"汚い,汚れている"です
"臣"の部分がまるまる消える漢字、たくさんありますよね~
"臣"の画数、それなりに多いので、
より簡単な字にする必要があったのかもしれません
そしてもう一つ、この字もあります
この漢字です
普通は繁体字で出てくる字:
そもそも、使われているの?って思うと思いますが・・・
今でも使われています
まずは、書き順ですが、こうです
同じ法則です 赤線を最後に一筆書きは同じです 1画減ります
で、先の簡体字でも使うの?って事ですが、
簡体字にも、部品として登場します
使いそうなのはこの二文字
姬 jī 対応漢字は 姫
名前・地名など、使いそうな人、いると思います
熙 xī 意味は"栄えている"で、対応漢字は 煕
簡体字の画数を減らす工夫、
なかなか面白くないですか?
頑張って画数を減らす気合いも感じますよね
ぜひぜひ、続きも読んでみて下さい
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