|
簡体字で繁体字を通すと覚えやすい漢字 当用漢字が省略した場所を、簡体字は抜き取り
|
トップページへ
学習ページ一覧へ
繁体字を通すと覚えやすい漢字
簡体字で繁体字を通すと覚えやすい漢字があります
逆に繁体字を通さないと、知らない字にしか見えません
どういう事がというと、
当用漢字が省略した場所を、
簡体字は抜き取った漢字です
大抵、当用漢字しかしらないので、
省略されたところを切り出されて、簡体字にされると、
全く見覚えのない漢字が出来上がります
こういう場合、元の繁体字を見れば、すぐに納得できますが、
元の繁体字を見なければ、全く想像不可能です
ただ、これらの字、見れば結構インパクトがあるので、
一回で覚えられるかもしれません
これを知らなくて、これらの簡体字を勉強していたら、
これはね・・・と教えてあげたくなると思います
1. 从:cóng
从:cóng という簡体字です
対応する日本漢字は従です
簡体字は中国語でよく使う字で
当用漢字もよく使う字ですよねで
もちろん、同じ漢字には見えません
そこで、こんな具合に
旧字体を通してみればすぐに覚えれたりします
従 ←從 →从
真ん中が旧字ですね
旧字の左上の方に人が二つありますよね
ピックアップすると以下の赤線です
従と从は略し方が違うだけで、
同じ字ということは一目瞭然ですね
もう一つ大切な事があります
勉強しなくても従の意味を知っていますよね
ほとんどそのまま使えます
つまり、
从は"~から"という意味だけじゃないんです
从は"従う"という意味ももちろんあります
同じ法則で、この字
纵:zòng という簡体字です
当用:縦 ←繁体:縱 →
簡体:纵
纵は"釈放する,放任する"という意味もあります
1+. 众:zhòng
众:zhòng という簡体字です
この字は、从 に似た簡体字ですね
しかし、対応する当用漢字は予想できないと思います
当用:衆 ←繁体:眾 →
簡体:众
ピックアップすると以下の赤線です
簡体字の帽子は黒線からかもしれません
教えられずに同じ字だと思っていた人は
漢字の神様のレベルと思います
众は"大勢の人"という意味ですが、
"衆"と同じ意味ですよね
1++. 两:liǎng
两:liǎng という簡体字です
この字は、有名ですね
ただ、この 两 と 両 が同一の漢字といわれると驚きませんか?
なぜって形がかなり違うから
ところが、繁体字を通すと・・・
当用:両 ←繁体:兩 →
簡体:两
そうなんです "入入"があるんです
繁体字から簡体字へは"入入"が残った訳で、
繁体字から当用漢字は真ん中の縦線が残った訳です
似た意味の漢字だな~と思っていたら、
実は全く同一の漢字と分かると、
細かい使い方まで想像できてくるので、一気に理解が進みませんか?
1+++. 丛:cóng
丛:cóng という簡体字です
ここまでの理屈では、繁体字を通すとスッキリでしたが・・・
当用:叢 ←繁体:叢 →
簡体:丛
当用漢字は普通は見たことない漢字で、
繁体字から簡体字へも、
何でこうなったの?っていう対応ですよね
恐らくこれは
ピンインが同じだから!です
繁体:叢:cóng =
簡体:丛:cóng =
簡体:从:cóng
ピンインが同じ、cóng:从 に置き換えた
そして、横棒を追加した
ちなみに、丛 の意味は"草むら,集まる,群れ"です
ピンインを覚えるのは大変なので、
セットで覚えてみてください
2. 丰:fēng
丰:fēng という簡体字です
対応する日本漢字は豊です
この字も、なんでこの字と対応するの?
と、不思議に思うレベルですよね
これは、
豊 ←豐 →丰
同じく真ん中が旧字ですね
旧字の上の方の"山"に挟まれて、
丰が二つありますよね
ピックアップすると以下の赤線です
その内の丰を一つだけ取って、
丰になったわけです
豊と丰も全然違う字に見えても
略し方が違うだけの漢字だったことがすぐ分かります
丰を新しい漢字として覚えていたら
いろいろ意味があるので結構大変と思いますが、
豊に対応していますと聞いて、
この説明をされたら、
もう丰の漢字の意味は分かってしまいますよね
この繁体字を通して簡体字を理解する方法
中国語がちょっとだけ楽しくなりませんか?
スポンサーリンク1
スポンサーリンク2
トップページへ
学習ページ一覧へ
ページの先頭へ