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簡体字で繁体字を通すとすっきりする漢字 何となく規則性があります
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繁体字を通すとすっきりする漢字
买卖:mǎimai "商売"という意味の中国語ですが、
私はこの単語、結構、分からなくなります
なぜなら、日本語の"売買"と漢字の並びが反対だからです
つまり、中国語は"買売"の順になっているんです
あまり深く考えていないと、
买卖:mǎimai は"卖"の方が字が複雑で、
売買:バイバイ は"買"の方が字が複雑なので、
ふと、あれ?どっちがどういう対応だったかな?
と分からなくなってしまいます
今までは、私は"士"がある方が"売る"と覚えていて、
中国語の"卖"にも、上に"士"に似た所があるので、
まあ、これで覚え方としては解決します
ただ、
簡体字は、买 と 卖 で形が似ているのに、
当用漢字がなぜ、売 と 買 で形が随分違うか
不思議じゃないですか?
という訳で、簡体字を繁体字と見比べますが、
中国語の、买卖:mǎimaiとは反対の順番の、
卖→买で見ていきます
1. 卖:mài
卖:mài という簡体字です
対応する日本漢字は売です
似ているような似ていないような字ですよね
頭に付いている"士"が特徴でしょうか?
そこで、こんな具合に
繁体字を通してみれば・・・
売 ←賣 →卖
真ん中が繁体字ですね
旧字の下には、なんと、
"買"がくっついていたんですね
1+. 买:mǎi
买:mǎi という簡体字です
対応する日本漢字は買です
さっそく繁体字を通してみれば・・・予想通り、
買 ←買 →买
真ん中が繁体字ですね
左の当用漢字は・・・旧字から形が変わらなかっただけです
右の簡体字は、卖と同じ規則ですね
当用漢字の方に簡単化の規則性がなかったという事でした
もう一つ、なかなか覚えられないのが、
买:mǎi で3声
卖:mài が4声
の声調の違いですかね
私は卖:màiの"士"の場所に紐付けて、
"垂直な縦棒"がある方が、売るで4声と覚えています
上から下にストンと落ちる感覚と、縦線が一致しませんか?
2. 实:shí
实:shí という簡体字です
対応する日本漢字は実です
この、实という字、
买, 卖に似ていませんか?
そこで、繁体字を通してみましょう
実 ←實 →实
同じく真ん中が旧字ですね
確かに、買 と 貫 は形が似ていますね
という訳で、貫 が 头になったんですね
そして、当用漢字も簡体字も"ウ冠"は残った訳ですね
とすると、疑問がでてきます
头:tóu は 頭の簡体字です
という事は、貫 の簡体字はどうなったのでしょうか?
もし、貫 が 头になると、
頭とバッティングします
では、どうなっているでしょうか?
答えは、
貫 ←貫 →贯
規則性のある、すぐに覚えられるパターンでした
ちなみにピンインは、贯:guàn
それから、一応書いておくと、
贝:bèi は 貝の簡体字です
ちょっと、"へー"となりませんか?
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