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簡体字と日本の漢字の対応が分からない漢字 部首だけ?と思わせる漢字
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部首だけ?と思わせる漢字
簡体字には部首だけ?と思うようなスカスカな漢字があります
日本では部首として見るからでしょうか?
なので、初めて見ると、書きかけ?と思ったり、
感覚的には何かが足りない・・・
ところが、れっきとした一文字の漢字です
バランスよく書くのはとても難しい・・・
そんな漢字をここで紹介します
まずは、この漢字、対応漢字は予想できますか?
广 guǎng 意味は、"広い"です
どこから見ても、"まだれ"だけです
対応する当用漢字は、これです
広 "ム"がなくなってしまいました
そして、簡体字では、広は广に置き換わります
簡体: 扩 kuò 意味は"拡大する"で、当用漢字は 拡
簡体: 旷 kuàng 意味は"怠ける,だだっ広い"で、当用漢字は 昿
簡体: 矿 kuàng 意味は"鉱物,鉱山"で、当用漢字は 鉱
"かねへん"が"いしへん"に変わります
さらにちょっと、アドバイス
ピンインは、元がguangで、他がkuangが多いですね
それは、子音の"g-"と"k-"が同じ子音グループだからです
そして、もう一つ、なぜか扩だけピンインがkuòです
明らかにピンインの系統が違います
こんな時は、対応する当用漢字の音読みを考えてみてください
ほとんどの漢字は、音読みが"コウ"です
でも、拡は"カク"ですよね
日本語の漢字の知識でも直観的に、
扩のピンインは、他と違うかも という予想ができてしまいます
日本語の漢字の知識は、中国語学習にとっても非常に有用なんです
次は、この漢字、対応漢字は予想できますか?
厂 chǎng 意味は、"工場"です
この漢字は、"がんだれ"だけです
対応する当用漢字は、これです
廠 "敞" がなくなり、
気付きにくいですが、上の点がなくなって、
"まだれ"が"がんだれ"になっています
广 と同じになってしまうからでしょう
厂と广 は絶対セットで覚えた方がいいですよ
更に、対応が予想できそうな漢字です
产 chǎn 意味は、"生産する,子供を生む"です
この漢字は、部首とは呼べないかもしれませんが、
産の一部という感覚ですよね
という事で、対応漢字は予想できるかもしれませんが、産です
そして、簡体字では、産は产に置き換わります
簡体: 萨 sà 意味は"名字の薩"で、当用漢字は 薩
簡体: 铲 chǎn 意味は"スコップ,シャベル"で、繁体字は 鏟
この繁体字は日本では余り馴染みがないと思います
なお、一応、"かねへん"にご注意
それから、この漢字の対応を予想するのは無理でしょう
严 yán 意味は、"厳しい"です
この漢字も、部首とは呼べないでしょうけど・・・
対応する当用漢字は、厳です
それから、この漢字の対応を予想するのは無理でしょう
飞 fēi 意味は、"飛ぶ"です
この漢字も、部首とは呼べないでしょうけど・・・
対応する当用漢字は、飛です
なお、有名な単語、"飛行機"は、飞机 fēi jī です
空港とかで見て、びっくりする漢字かもしれません
始めのうちは違和感がある簡体字かもしれませんが、
見慣れるとそうでもないです
私は見ているうちに、
これもアリかなと思うようになりました
ご参考に!
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