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ピンインを元に簡体化した漢字 胜肤牺 左右で構成される漢字
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ピンインを元に簡体化した漢字
漢字を簡体化するときに、
同じピンインの画数の少ない字に置き換えた場合あります
その結果、当用漢字と違う漢字になりますので、
簡体字と当用漢字の対応が想像つかなくなります
そして、置き換わった時、個別に変わった(様に見える)漢字があります
余り取り上げられず、なかなか気付きにくいです
このページでは、そんな漢字を紹介します
ちなみに、このページでは"へん"と"つくり"が左右に並ぶ漢字です
1. 胜:shèng
胜:shèng という簡体字です
まずは、当用漢字、繁体字と並べます
簡体:胜 当用:勝 繁体:勝
"つきへん"は一致しています!
ただ日本語の感覚から言うと、なぜ 生 なの?という感じですよね
そこで、ピンインを確認してみます
簡体:胜:shèng 当用・繁体:勝:shèng
当然ながら両方、sheng です
そして、生 も、shēng ですよね
つまり、声調は違いますが、画数の少ない
生:shēng に置き換わったんです
そして、"生"が一部になっている漢字をピンイン毎に列挙すると、
牲:shēng
性:xìng 姓:xìng
星:xīng
"生"の sheng がありますね
xing も結構ありますが、
これもまとめて覚えればいいですね
2. 肤:fū
肤:fū という簡体字です
同じように、当用漢字、繁体字と並べます
簡体:肤 当用:膚 繁体:膚
この漢字も"月"だけは一致しています!
ただ、"月"の場所がかなり違いますね
なお、意味は皮膚の"膚"です
皮膚という意味で使うときは、皮肤 pí fū となり
漢字を置き換えるだけ使えます
ただ、"膚"という字、日本語でもいざ書こうとすると
忘れやすい漢字ですよね
ですので、
知らないと、肤:fū と 膚 が対応するって、
想像できないと思います
なぜ、"夫"になったのかはピンインだろうと思っています
という訳で、ピンインは
夫 fū と同じで覚えやすいですね
扶:fú
ちなみにこれも声調違いの同じピンインですね
3. 牺:xī
牺:xī という簡体字です
当用漢字、繁体字と並べます
簡体:牺 当用:犠 繁体:犧
なんと簡体字のつくりは 西:xī になります
これは、想像しにくいと思います
なぜか!?
詳しい方だと、こう思うでしょう
当用漢字のつくりの 義 の部分は 义:yì に変わるはず
なぜ、 西:xī なんだ~!?
でも、もうお気づきでしょう
そうか!ピンインを元に変えたのか~!
犧:xī と 义:yì では一致しないからか~!
正解です!!!
ただ、もっと正解があります
繁体字の方を確認してみてください
気が付きました? 義 の部分が 羲:xī です
もともと、正体字は 義 ではなかったんです
そして、"義"と"羲"は別字です
当用漢字を基準にすると、なぜ?となりますが、
繁体字から簡体字を作成したときは、
単に同じピンインの画数の少ない字に置き換えただけです
当用漢字が混乱させる原因だったわけですね
始めは戸惑いますが、
ピンインをある程度、覚えてきたら、
この置き換えは結構便利です
ご参考に!
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