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中国語の発音 中国語でピンインの-nと-ngを聞き分ける方法
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nとngのピンインの聞き分けについて
中国語の発音の最後の悩みの種、"-n"、"-ng"の発音についてです
中国語の"-n"と"-ng"はいつまでたっても苦手意識が残りますよね
よく"an"は案内のアンで、"ang"は案外のアンだと習います
"an"は後ろのナイのナを無意識に意識するため、
舌の位置が上の歯の後ろあたりにあるからで、
"ang"は後ろのガイのガを無意識に意識するため、
舌の付け根を盛り上げるかららしいです
これで正しいのでしょうが・・・、
実際に聞き分けるのはやはりとても難しいですね
ところで、他にたくさん"-n","-ng"のピンインがあるのに
なぜか"an"と"ang"の案内と案外ばかり例にでます
私は、"an"と"ang"は特に難しいと感じますが、
こればかり例にでると、もう不可能と諦めたくなりませんか?
どこかで聞いたか、読んだのですが、
"-n"と"-ng"は日本人が最後に悩む聞き分けらしいです
自分の実感としても、たまに"え?"となるので、
いつか聞き分けれる日が来るのかちょっと心配です
しかしここでは、ちょっと"an"と"ang"以外もみてみましょう、
"an"と"ang"だけ書くと、意識がそちらにばかり行って
他が頭に入ってこなくなりますよね
学習が進むと、文脈でも分かりますし、
理由は分かりませんが、何となく分かるようになります
という訳で、
"-n"と"-ng"は聞き分けにくいのは確かなのですが、
本当に難しいのは数パターンだけと思っています
今から書く内容をザクッと説明すると
1、同じ母音に"-n"か"-ng"しかないパターンは
ピンインを覚えるだけで、聞き分けは必要ありません
2、同じ母音に"-n"と"-ng"の両方あっても、
母音が"-n"と"-ng"で全然違って聞こえるパターンがあります
これは覚えれば、練習せずに聞き分けられます
3、本当に同じにしか聞こえない
一瞬で判断するのは不可能にしか聞こえない
という訳で、上の1,2を除くと、
本当に聞き分けにくいのは3の数パターンだけになります
(私が聞こえたままに書いています
違うと思う方もいると思います
聞こえ方は人によって当然、違うと思いますので、
ご参考に読んでください)
聞き分けにくいピンインが分かると、
そのピンインの漢字を重点的に覚えたりできますよね
nしかない、またはngしかないパターン
まずは、"n"しかない、または"ng"しかないパターン、
一番簡単ですが、覚えておかないといけません
対応するものがないので、聞き分ける練習をする必要がありません
① - ⇔ong
カタカナで表してしまうと"オン"と聞こえるはずです
"on"はありませんので、覚えておきましょう
"eng"が似た音に聞こえることがありますが、
そういう方は"e"をちゃんと練習すれば間違えなくなります
日本人の苦手な音、"e"の発音を理解するいい題材と思いますので、
ぜひ、"ong"と"eng"の聞き比べをしてみてください
② - ⇔iong
同じく"ion"はありませんので、覚えておきましょう
"o"の後は"ng"しか続きません
"o"の後に"n"で終わるピンインはありません
ピンイン入力するとき"ong"を"on"とよく打ち間違えてしまう方!
"on"はないことを覚えて、ストレスをちょっと減らしましょう
③ un(ün)⇔ -
"ウ"の口をして、"イン"と発音するピンインです
"üng"はありません
個人的には"n"の発音を理解するためにいいピンインだと思っています
"üng"の発音を想像して、トライしてみてください
どう舌を動かしたらいいか分からなくなると思います
逆に普通に"ün"を発音するとちゃんとnになるわけです
よく使う漢字は、
孕:yùn 妊娠する,
运(運の簡体字) yùn 運ぶ
ちょっと発音して確認してみましょう
ところで、"un(uen)"の方には"ueng"があります
"un(uen)"に該当する子音は"j-,q-,x-,y-"以外です
下で書きますので、ご注意ください
④ uan(üan)⇔ -
カタカナで表してしまうと"ユエン"と聞こえるはずです
"üang"はありません
"a"なのに"エ"に聞こえるので、"e"と間違えないようにしてください
"ian"が似た音に聞こえることがありますが、こちらは
カタカナで表してしまうと"イエン"と聞こえるはずです
これは"i"と"ü"の聞き分けの練習をすれば大丈夫です
"i"と"ü"は、音がかなり違いますので、すぐ慣れると思いますが・・・
ところで、"ウ"の"uan"の方には"uang"があります
この"uan"に該当する子音は"j-,q-,x-,y-"以外です
下でももう一回、少し書きますが、
これは聞き分けるのが難しいです
nとngの両方あっても、聞き分けが可能なパターン
ここからは、"n"と"ng"両方あっても
聞き分けが可能なパターンです
なぜ聞き分けやすい場合があるかというと
"n"と"ng"の発音は、どちらも"ン"に聞こえますが、
口の形がかなり違います
それが前の母音に影響するので、かなり違う音になります
⑤ en⇔eng
"en"はカタカナで表してしまうと"エン"と聞こえるはずです
"e"で"エ"と聞こえると、ローマ字に慣れた日本人的には安心しますね
ただ、よく聞くと"エ"よりは音がこもっていますが、
カタカナ的にはやはり"エ"です
発音するときは"e"の特徴の喉の奥からを意識することを忘れずに!
"eng"の方はカタカナでは表せない?、日本人の苦手?な"e"です
カタカナ的には"オ"が入ったような音に聞こえます
という訳で、"en"⇔"eng"は聞き分けはすんなりできると思います
"eng"と"ang"が似た音に聞こえることがありますが、
まず"a"の方はかなりはっきりとした"ア"です
それに対して、"e"はあいまい母音の音で
カタカナ的に表現すると"オ"も入ったような音です
個人的な感覚かもしれませんが・・
ただ、"eng"と"ang"は、実は要注意です
ちなみに、単母音の"e"の"ア"とも"オ"とも"ウ"とも聞こえるような音
実は、"e"と"er"と"eng(wengも)"だけが、はっきりこの音で
他は結構"エ"に聞こえます
その場合も奥から発音する"エ"と意識した方がいいですが
⑥ un(uen)⇔ueng
"ueng"の母音の列は"weng"しかないので、
"wen"⇔"weng"だけ比較すればオッケーです
発音的には⑤の"en"⇔"eng"の理屈が分かっていれば、
後は頭の子音が"w-"になったと考えればOKです
子音+"un"はたくさんありますが、
子音+"ueng"はないので、聞き分けには困らないですね
それから"wen"は"e"がはっきり聞こえますが、
子音+"un"になると省略されている"e"は相当弱くて
ほとんど聞こえなくなります
⑦ ian⇔iang
"ian"はカタカナで表してしまうと"イエン"と聞こえるはずです
"iang"はカタカナで表してしまうと"イアン"と聞こえるはずです
これは覚えるだけと思います
以上の短い説明ですが、
"ian"⇔"iang"の聞き分けはすんなりできると思います
"ian"と"üan"は"an"が"エン"に聞こえる不思議なピンインです
なお、"ien"と"üen"というピンインはありません
ピンイン入力の時に間違えて"ien"とか打ってしまわないように
nとngが両方あり、聞き分けが難しいパターン
ここからは、"n"と"ng"が両方あり、聞き分けが難しいパターンで、
私自身もかなり難しく感じているパターンです
これをすんなり聞き分けれる人が羨ましいと思います・・・
⑧ an⇔ang
⑨ uan⇔uang
⑩ in⇔ing
上の3つを聞き分けるポイントは・・・
なんと・・・
分かりません すみません・・・
まずは、聞き分けが難しいこの3パターンを覚えて、
対応する漢字を覚えていくのはいかがでしょう?
練習も勉強も、3パターンになったら楽になると思います
⑧ an⇔ang
⑨ uan⇔uang
ただ、個人的には"an"は
口を横にひく、その結果、口の前の方で音がでる
その結果、クリアな"アン"になり、さらに
どちらかというと"エ"が入ったように聞こえる
発音の練習はこちらを重点にした方がいいです
"ang"は
通常の日本語の"アン"はこちらに聞こえるので、
はっきり発音することだけ意識する
どちらかというと"オ"が入ったように聞こえる
ただ、
"eng"の方がもっと"オ"が入ったように聞こえる
⑩ in⇔ing
これはもう、あきらめましょう
単独で分かっても文章に入ると無理です
という訳で、
上に書いたように、"-n"と"-ng"は難しいですが、
実際には聞き分けが難しいパターンは限られていて、
an⇔ang uan⇔uang in⇔ing
の3パターンです
聞き分けやすいものと対応がないものを
まず覚えて、先にこの3パターンに集中できるようにしましょう
そこで、(聞き分けが苦手な私のような人は)
これらピンインの漢字が出たときに
意識してきちんとピンインを覚えておきましょう
そして発音するときには、意識して区別して発音する
というのはいかがでしょうか?
よろしければ、参考にしてみてください
ちなみにピンインが-nか-ngかは音読みで判定できます
・日本漢字の音読みで"-ン"で終わる場合は"-n"になる
・日本漢字の音読みで"-ン"で終わらない場合は"-ng"になる
という方法ですが、
というページに詳しく書きましたので、
よろしければ、確認してもらえれば参考になるかもしれません
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