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中国語学習に役立つ ピンインの声調記号の場所について
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声調記号付きピンインの表記について
まずは、声調記号を見てみましょう
アルファベットの上にちょぼっと付いている記号で、
これがフォントとして用意されています
声調記号のおさらいもかねて、ピンインを列挙しましょう
小文字: ā á ǎ à a
小文字: ō ó ǒ ò o
小文字: ē é ě è e
小文字: ī í ǐ ì i
小文字: ū ú ǔ ù u
小文字: ǖ ǘ ǚ ǜ ü
実はnにも声調記号が付くことがあります
小文字: ń ň ǹ n
更にmにも声調記号付きのフォントがあります
小文字: ḿ
これらのフォント、大文字もあります
大文字: Ā Á Ǎ À A
大文字: Ō Ó Ǒ Ò O
大文字: Ē É Ě È E
大文字: Ī Í Ǐ Ì I
大文字: Ū Ú Ǔ Ù U
大文字: Ǖ Ǘ Ǚ Ǜ Ü
ピンインの声調記号の場所について
それでは、声調記号を付ける場所を見てみましょう
声調記号は a, o, e, i, u, ü のどこかに付きます
子音には付きません
y, w にも付きません
ピンインが n, ng, m のみの単独の場合は、"n"や"m"に付きます
そして、声調記号が a, o, e, i, u, ü のどこに付くかは順番があり、
基本は単母音の口の大きさの
a→o→e→i→u→ü の順番です
それでは、例を示しながら、確認していきます
子音なしの場合、今回は"y"と"w"を付けた表記にします
子音ありの場合の子音は適当に選びました
それでは、一つずつ順番に見てみましょう
1. a があれば、必ず
a の上に付ける
全て1声として、例を見てみましょう
ā | āi | āo | ān | āng |
yā | yāo | yān | yāng | yuān |
wā | wāi | wān | wāng |
mā | māi | māo | mān | māng |
jiā | jiāo | jiān | jiāng | juān |
huā | huāi | huān | huāng |
2. a がないとき、次に o
か e の上に付ける
o と e が一緒にでる音節はありません
o の場合
ō | ōu | ōng |
yōu | yōng | wō |
bō | dōu | dōng |
qiōng | duō |
e の場合
ē | ēi | ēn | ēng |
yē | yuē | wēi | wēn | wēng |
gē | gēi | gēn | gēng |
xiē | xuē | lüē |
3. a も o
も e もないとき、
i か u か
ü の上に付ける
iu と ui
になった場合、"後ろ"に付ける
yī | yīn | yīng | yū | yūn | wū |
jī | jīn | jīng | qū | qūn | lǖ |
qiū | duī | dūn |
という訳で、実際の声調記号が付く順番ですが、
a → o e → i u ü の順番です
o と e で順番を判断することはなく、
i と u と ü でも順番を判断しません
そして、i と u が同時に出た場合は"後ろ"です
ただ、中国語の母音の口の大きさは、
a→o→e→i→u→ü の順番です
という訳で、iu と ui もちゃんと大きさの順番があります
では、なぜ iu と ui は"後ろ"に付けるのでしょうか?
頭に子音が付くと、真ん中の母音を略す母音は下の3種類です
iou → iu
uei → ui
uen → un
"iu"と"ui"を声調記号を後ろに付ける理由はひょっとして・・・
と思われた方・・・、多分正解です
iu と ui は声調記号を付けるべき
o や e の母音が省略されて、
付ける所がなくなったので、後ろに付いているんです
一方、uen の場合は n に基本、声調記号が付けれないので、
un の u に付きます
それでは、法則をもう一度見てみましょう
声調記号が付く順番は、
a → o e → i u ü の順番で、
1. a があれば、必ず
a の上に付ける
2. a がないとき、次に o
か e の上に付ける
3. a も o
も e もないとき、
i か u か
ü の上に付ける
iu と ui
になった場合、"後ろ"に付ける
では声調記号の付く位置を復習しましょう
なかなか見ないこのピンインで、声調記号はどこに付くでしょうか?
略 lüe
・・・ ・・・
正解は~ lüèでeの上でした
まあ、簡単ですよね
では、もう一つ復習しましょう
逆によく見るこのピンインで、声調記号はどこに付くでしょうか?
对 dui
・・・ ・・・
正解は~ duìでeの上でした
発音時の母音と声調の注意点
声調記号は単母音でも複母音でも母音につきます
つまり、上げ下げするのは母音です
この時、子音と切り離して考えてもいいと思います
中国語の発音で大切な事は、子音を発音した後、
母音に声調を乗せることです
なので、
母音を意識すれば、声調の上げ下げをしっかり発音できますし、
声調の上げ下げを意識すれば、母音がしっかり発音できます
ぜひこの事も意識してみてください
ちょっとでも勉強に役立てば嬉しいです
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