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簡体字と日本の漢字の部首の対応を覚えよう 有名な貝,頁,見の部首対応編
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簡体字を楽に覚えるのに便利な部首対応ですが、
部首の対応の中には、
似たような対応があって、
一度に覚えたほうがいいものがあります
通して確認して、も~っと楽に覚えましょう
ここで紹介する部首は、
超有名なかい・かいへん、おおがい、みるです
この三種類は簡体化の形の対応がとても似ています
なので、一緒に覚えないと絶対ソンですよ!
まずは"かい・かいへん"
当用漢字: 簡体字:
赤いところが変わる場所で、
画数が減って楽になります
"貝"単体でも変化します
当用漢字: 貝 vs 簡体字: 贝
これに慣れてしまうと、日本語でも
こんな感じで書いてしまいます
(私だけではないはず・・・)
もう、いっそのこと簡体字で書きたいのですが、
さすがに通じないかなと思って
私は妥協して上くらい
まあ慣れると、簡体化したくなるくらい楽なんです・・・
あ、試験の時はこんな簡体字とも当用漢字とも
とれる漢字は使わない方がいいですよ
つぎに"おおがい"
この部首は"つくり"の位置に使う事が多いですよね
当用漢字: 簡体字:
赤い貝のところが変わって、
画数が減ります
もちろん、"頁"単体でも同じ変化をします
よく使う字ですよ
当用漢字: 頁 vs 簡体字: 页
最後に、"みる"
この部首も"つくり"の位置に使う事が多いですよね
"かい"と似た変化で、一見、貝と間違えそうになるほど似ています
当用漢字: 簡体字:
赤いところが変わる場所で、
画数が減って楽になります
"見"単体でも変化します
当用漢字: 見 vs 簡体字: 见
"貝"と"見"の変化は、覚えやすいですが、
似ているので、簡体字は区別がつきにくくなりますね
さて、ここからは注意点、
ちょっとマニアックな内容かもしれませんが・・・
まずは"かい・かいへん"
基本の貝のピンインから、贝 bèi
"おおがい"のように"貝"の部分は
基本的に同じ変化をします
ただ、注意!
まったく違う変化をすることが
ちょくちょくあるんです
注意がいる漢字の前に、まずは法則通りの対応をする漢字を書きます
という事で、"贝"を含む字をずらずら列挙します
"貝"を含む字はとても多いのですが、
普段は意識しないと思いますので・・・
簡体: 贞 zhēn 当用漢字は 貞
簡体: 负 fù 当用漢字は 負
簡体: 贡 gòng 当用漢字は 貢
簡体: 员 yuán 当用漢字は 員
簡体: 责 zé 当用漢字は 責
簡体: 货 huò 当用漢字は 貨
簡体: 贪 tān 当用漢字は 貪
簡体: 贫 pín 当用漢字は 貧
簡体: 贯 guàn 当用漢字は 貫
簡体: 贵 guì 当用漢字は 貴
簡体: 贷 dài 当用漢字は 貸
簡体: 贸 mào 当用漢字は 貿
簡体: 费 fèi 当用漢字は 費
簡体: 贺 hè 当用漢字は 賀
簡体: 资 zī 当用漢字は 資
簡体: 赏 shǎng 当用漢字は 賞
簡体: 赛 sài 当用漢字は 賽
というように、貝を含む漢字はたくさんあります
特に、貝以外の画数が少ない字は
慣れないと、対応する当用漢字が分かりにくくないですか?
あと、私が、個人的に面白いと思う漢字はこれ!
赑 bì
貝が3つとも変わっています!!
まあ、この漢字は使わないかもしれませんが・・・
あ、それから"桜"ももちろん、
樱 yīng 、なぜなら繁体字は 櫻 ですから!
さて、ここからがちょっと注意がいる漢字です
簡体: 圆 yuán 意味は"丸い"で、当用漢字は 円
"くにがまえ"に"員"の組み合わの漢字、普通見ないはずで、
これが"円"に対応するってびっくりでしょう
それから、簡体字になると貝が消えるパターンです
簡体: 买 mǎi 意味は"買う"で、当用漢字は 買
簡体: 宾 bīn 意味は"貴賓,ゲスト"で、当用漢字は 賓
この二つの漢字は、ちょっと想像が無理な対応ですよね~
簡体: 积 jī 意味は"積む"で、当用漢字は 積
簡体: 柜 guì 意味は"棚"で、当用漢字は 櫃
貝を含む部分が大きく変わり、
貝がまるまる消えてしまいます
櫃は日本では余り使わない漢字なので、
対応を知ってもあまり便利でないかもしれませんが・・・
中国語ではよく使う漢字です
簡体: 贤 xián 意味は"賢い"で、当用漢字は 賢
簡体: 质 zhì 意味は"品質,性質"で、当用漢字は 質
簡体: 赞 zàn 意味は"称賛する"で、当用漢字は 賛
貝以外の箇所も変わって、当用漢字が推測不能になります
簡体: 购 gòu 意味は"買う"で、当用漢字は 購
これもかいへん以外の箇所も変わって、当用漢字が推測不能になります
簡体: 贱 jiàn 意味は"値段が安い"で、当用漢字は 賎
横線が2本になります 試験を受けるならこういう所もご注意ください
簡体: 贈 zèng 意味は"贈る"で、当用漢字は 贈
曽の"田"が変わります 細かい違いですが・・・
つぎは"おおがい"
基本の頁のピンインから、页 yè 意味は"ページ"です
この漢字の日本語の意味も同じで、"ページ"ですよね
まずは、簡体字になると、
"おおがい"が消えるパターンです
簡体: 头 tóu 意味は"頭"で、当用漢字は 頭
完全に形が変わって、すごく簡単になります
知らなければ、この対応は想像不可能ですね
簡体: 显 xiǎn 意味は"明らかな"で、当用漢字は 顕
簡体: 类 lèi 意味は"種類,類似する"で、当用漢字は 類
へんだけが残るパターンです
簡体: 愿 yuàn 意味は"願う"で、当用漢字は 願
これまた、すごく変わった漢字がしませんか?
おおがいは消えましたが、"原"は残っています
そして、注意漢字の中でも、見落としそうな漢字がこれ
簡体: 赖 lài 意味は"言い逃れをする"で、当用漢字は 頼
"おおがい"が"負ける"に変わっています
日本語にないネガティブな意味もでてきます
"頼る"という日本語の意味もありますが・・・
簡体: 顾 gù 意味は"振り向いてみる"で、当用漢字は 顧
つくりまで変わって、当用漢字の推測が難しくなります
簡体: 频 pín 意味は"繰り返し"で、当用漢字は 頻
これもつくりも変わっています
"歩"は同じに見えますか?
簡体: 步 bù ⇔ 当用漢字: 歩
実はよく見ると、最後から2画目の点がなくなります
最後に"みる"
基本の見のピンインから、见 jiàn 意味は"会う,見る"です
なお、意味に"見る"も書きましたが、中国語としては
圧倒的に"見る"というより"会う"です
"見る"という意味では、むしろ、看 kàn を多用します
"見"がまるまる消えるパターンです
簡体: 亲 qīn 意味は"肉親の,親しい"で、当用漢字は 親
それから、"見"以外も変わるパターンです
簡体: 观 guān 意味は"見る,眺める"で、当用漢字は 観
簡体: 览 lǎn 意味は"見る,眺める"で、当用漢字は 覧
"見"以外まで変わって、当用漢字の推測が難しいパターンです
かい・かいへん、おおがい、みる、
本当によく似ていますね!
似ている所と違う所に注目して覚えると、
簡体字の暗記がかなりスピードアップしますよ!
ご参考に!
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