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中国語学習でまあまあ楽ができるピンインの覚え方8 日本漢字の音読みを使ってピンインを推測しよう
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8. -ouと-uoと-oのピンインを日本漢字の音読みで判定する
多 のピンイン duō って覚えにくくないですか?
このピンイン、聞き取りはあまり困りませんよね~
ただ、時間が経つと・・・
duō だったかな? dōu だったかな?ってなりませんか?
多分、これは日本語の問題です・・・
日本語の"おとうさん"って単語、"ウ"になっていますが、
"ト"の"オ"をのばしているだけですよね
日本語は多分、"オ"と"ウ"がくっつくと、
"オ"と"ウ"を区別しなくなるんだと思います
という訳でどうなるかというと、
"-ou"と"-uo"が分からなくなるという事になります
この問題は自分だけで、
これで困る人少ないのかなと思っていたのですが、
中検でもたまに問題にされるみたいで、
あ~、困っていた人、結構いたのかと思ったところです
でも、もう大丈夫?です
今回のピンインの"-ou"と"-uo"のピンイン判定方法で、
大抵の漢字のピンインがどちらか判定できます
漢字のピンインを覚えやすくなるので
音読みをいちいち思い出さなくなります
もし、今聞き取りに困っていても、
知らず知らずのうちに聞き取れるようになるハズ?です
という事で、判定方法です
ピンインが"-ou"と"-uo"のどちらかと分かっていて、
ピンインが"-ou"と"-uo"のどちらで終わるか分からなくなった時、
ピンインが"-ou"なら、音読みは"ウ"で終わる場合が多い
それ以外の音読みは、ピンインが"-uo"になる場合が多い
なお、ピンインが"-uo"の場合、音読みは"ク","ア","ツ"が多い
ただし、音読みが"ク"と"ツ"の1文字の時は"-ou"が多い
そして、音読みの"オ"の場合は覚えるしかない
それでは、上の法則が合っているか確認します
まずは、"-ou"の対応の方から
具体的に例を見ながら、覚えてみましょう
音読みの"ウ"とピンインの"-ou"の対応です
この場合、カタカナ1字の音読みで、
もしくは"ュ"で終わる音読みです
例えば、下のような漢字です
手 シュでピンインはshǒu
受 ジュでピンインはshòu
頭(簡体:头) ズ,トウでピンインはtóu
ややこしいのは下の漢字です
都 ツ,トでピンインはdōu
"ト"なら"オ"で判定できなくなりますが、
"ツ"なら、音読み1文字で、"ウ"で終わり法則通りですね
この場合も、一応、あてはまるようです
それから、音読みの"オウ"とピンインの"-ou"の対応です
例えば、下のような漢字です
この場合はストレートに"ウ"で終わります
走 ソウでピンインはzǒu
口 コウでピンインはkǒu
購(簡体:购) コウでピンインはgòu
もう一つ、音読みの"ウウ"とピンインの"-ou"の対応です
"ウウ"って何?ってなりますよね
例えば、この字 周 シュウです
"シュ"は最後の音をのばすと"ウ"になりますよね
元は"シュウ"なので、シュの"ウ"と最後の"ウ"をつけて"ウウ"です
なお、ピンインは zhōu で、"-ou"ですね
例えば、下のような漢字です
この場合もストレートに"ウ"で終わります
昼 チュウでピンインはzhòu
宙 チュウでピンインはzhòu
醜(簡体:丑) シュウでピンインはchǒu
という訳で、説明した法則通りですね
"-ou"の対応は全て"ウ"の音読みで終わります
次は、"-uo"の対応の方です
具体的に例を見ながら、覚えてみましょう
"ウ"以外ですが、具体的には、
まずは、音読みの"ア"はピンインの"-uo"に対応します
この場合、カタカナ1字の音読みで
最後をのばすと"ア"になります
もしくは"ャ"で終わる音読みです
例えば、下のような漢字です
作 サ,サクでピンインはzuò
火 カでピンインはhuǒ
座 ザでピンインはzuò
音読みの"アク","オク"はピンインの"-uo"に対応します
という訳で、この場合、音読みの最後が"ク"です
例えば、下のような漢字です
"アク"の場合、
落 ラクでピンインはluò
昨 サクでピンインはzuó
弱 ジャクでピンインはruò
"オク"の場合、
国 コクでピンインはguó
捉 ソクでピンインはzhuō
"ウク"の場合、
縮(簡体:缩) シュクでピンインはsuō
音読みの"アツ","エツ"はピンインの"-uo"に対応します
という訳で、この場合、音読みの最後が"ツ"です
例えば、下のような漢字です
"アツ"の場合、
活 カツでピンインはhuó
脱 ダツでピンインはtuō
奪(簡体:夺) ダツでピンインはduó
"エツ"の場合、
説(簡体:说) セツでピンインはshuō
拙 セツでピンインはzhuō
注意点です
音読みの"ク"と"ツ"のピンインは"-uo"に対応します
"ク"と"ツ"は音読みをのばすと"ウ"になりますが、
この場合の、ピンインは"-uo"になります
という訳で、最後に判定方法の復習です
ピンインが"-ou"と"-uo"のどちらかと分かっていて、
ピンインが"-ou"と"-uo"のどちらで終わるか分からなくなった時、
ピンインが"-ou"なら、音読みは"ウ"で終わる場合が多い
それ以外の音読みは、ピンインが"-uo"になる場合が多い
なお、ピンインが"-uo"の場合、音読みは"ク","ア","ツ"が多い
ただし、音読みが"ク"と"ツ"の1文字の時は"-ou"が多い
そして、音読みの"オ"の場合は覚えるしかない
次は、おまけのピンインの"-o"の対応です
ただ、ピンインの"-o"は、"-ou"や"-uo"と聞き分けで
私はそこまで困った記憶がありません
理由は下で書きますが、まず音読みとの対応を書きます
基本的に、ピンインの"-o"はピンインの"-uo"と似ていて、
ピンインの"-o"の音読みは"ク","ア","ツ"が多いです
例を書きます
まずは、音読みの"ア"はピンインの"-o"に対応します
この場合、カタカナ1字の音読みで、最後をのばすと"ア"になります
例えば、下のような漢字です
波 ハでピンインはbō
摩 マでピンインはmó
婆 バでピンインはpó
音読みの"アク","オク"はピンインの"-o"に対応します
音読みの最後は"ク"になります
例えば、下のような漢字です
"アク"の場合、
博 ハクでピンインはbó
膜 マクでピンインはmó
漠 バクでピンインはmò
"オク"の場合、
黙(簡体:默) モクでピンインはmò
墨(簡体:墨) ボクでピンインはmò
音読みの"アツ"など"ツ"で終わる字はピンインの"-o"に対応します
例えば、下のような漢字です
"アツ"の場合、
末 マツでピンインはmò
抹 マツでピンインはmǒ
その他の、音読みが"ツ"で終わる漢字です
仏(簡体:佛) ブツ,フツでピンインはfó
勃 ボツでピンインはbó
ただ、上で書きましたが、
"-o"は聞き分けで困ることは少ないかもしれません
理由を説明します
まずは、"-o"と"-uo"から比較します
この時、下に書くことを知っていれば、
間違える心配を余りしなくていい、と分かると思います
"-o"に対応する子音は、ほぼ"bo,po,mo,fo"です
"-uo"に対応する子音は、"b,p,m,f","j,q,x"以外です
気づきましたか?子音がかぶりません
さて次は、"-o"と"-ou"の比較です
実は"-ou"も"b,p,m,f"の漢字が少ないんです
使いそうな"bou,pou,mou,fou"の漢字で
見つけた分、全てピックアップしました
剖 ボウでピンインはpōu
某 ボウでピンインはmǒu
謀(簡体:谋) ボウでピンインはmóu
否 ヒ,(フ)でピンインはfǒu
下に例外であげた否以外、音読みは"ウ"で終わっていますね
漢字の数自体、少ないですよね
間違えそうなのは、末:mò と
某:mǒu でしょうか・・
漢字が少ないので、間違える確率は低くなりますね
ということで、覚えないといけないことは、
"-o"に対応する子音は、"bo,po,mo,fo"
という事だけで、私は余り混乱した記憶がありません・・・
なお、ピンインとしては、子音なしの"o"と"lo"はありますが、
これも、ほとんど漢字がありません
さて、話を戻して、"-ou"と"-uo"の判定方法、
これで、かなり判定できますよね
迷ったときにすぐに確認できるので、
自然と覚えられますよ
では、例外です
軽く見てください
まずは、音読みが"オ"で終わる漢字です
先にピンインが"-ou"の方から
后(後)(簡体:后) コウ,ゴでピンインはhòu
后の音読みは"コウ"なので、法則通りなのですが、
対応漢字の後の音読みは"ゴ"なので、念のため書きました
斗(闘)(簡体:斗) トでピンインはdòu
紛らわしい書き方をしましたが、斗は闘の簡体字として使います
ただ、日本でも斗を使い、この字の音読みは"ト"ですよね
次にピンインが"-uo"の方です
所 ショでピンインはsuǒ
措 ソでピンインはcuò
まずは、ピンインが"-ou"でも、
音読みが"ウ"で終わらない漢字です
肉 ニクでピンインはròu
否 ヒ,(フ)でピンインはfǒu
この字、"ヒ"という音読みしかなかなか思いつかないですよね
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